ニューヨーク在住のインテリアデザイナー しだひろこの連載コラム 3
インテリアコーディネートの基本は「カラー」と「テーマ」
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| 壁一面だけ思い切って朱色を取り入れ、アートワーク、家具でオリエンタルなムードを創り上げたダイニングルーム |
3月17日はSt. Patrick’s Day アイルランドのお祭りです。アメリカへの移民のトップがアイルランドから、アイリッシュウイスキーも手伝ってこの日、街は盛り上がります。マンハッタンの五番街のいつもは白いセンターラインを緑色に塗り替えてパレードがにぎやかに通ります。バレンタインといえば赤、St. Patrick’s Day は緑、それもエメラルドグリーン、お祭りからファッション、インテリアまでアメリカ人は色を中心にコーディネイトするのが上手です。
まるごと家一軒、又は一部屋だけでも、インテリアコーディネイトをするときにアメリカ人がまず決めるのが基本になる「カラー」、そして「テーマ」。子供部屋には一番好きな色とテーマに好きなスポーツ、趣味、キャラクターなどを選んでインテリアをコーディネイトしていきます。 キッチンのテーマであれば「モダン」、「タスカン」と呼ばれるフランス田舎風など。リビングやダイニングであればクラシックな「トラディショナル」、「オリエンタル」、山小屋風の「ラスティック」など数々のテーマが取り込まれます。このようにカラーやテーマを決めることで家具、カーペット、カーテンのスタイルを決める目安が出来ます。友人宅の子供部屋は野球の大好きな息子のためにスタジアムの壁紙を貼り、床にはアストロターフを思わせるグリーンのカーペットが敷かれています。部屋の真ん中に立つとまるでピッチャーになったようです。ボール柄のベッドカバーをかけ、小物もバットの形をしたスタンドなどが置かれています。
キッチンのモチーフでポピュラーなのが鶏です。このようなカントリー調のキッチンのカーテンやテーブルクロスにはギンガムチェックが似合います。テーマを選ぶのに迷ったときは一番気に入っているお皿や絵などをヒントにするとよいと思います。お皿の「色」を基調に、「柄」をテーマにキッチンやダイニングをまとめていくのです。カラーが大胆すぎると思われるときは基本のカラーはおさえてベージュやオフホワイトを用い、小さな壁一面だけにカラーを取り入れてあとは小物をテーマカラーで揃えると部屋がすっきりとまとまります。
このアメリカ風コーディネイトをまずはトイレなどでお試しください。タオルやマットの色をそろえ、テーマを決めてボーダー巾の壁紙を壁の一番上又は腰高にぐるりと貼ります。手軽なイメージチェンジの出来上がりです。
(しだ ひろこ)
PS ちなみに大学などの入門講座の番号は101、そこでインテリアの入門編を「インテリア101」と呼びます。
(インテリアデザイナー しだ ひろこ)