オレゴン州ウエルチズの「ディアランレトリート」
長かった学校の夏休みもあとわずか、脚を伸ばして家族でオレゴン州まで行ってきました。ポートランドの空港からマウントフッドを真正面に眺めながら車で走ること一時間、ウエルチズの村に到着です。広葉樹の多いニューヨークと比べると針葉樹がほとんどのこのあたりは緑が一段と深いような気がします。ここにザ・リゾートと言うホテルとコンベンションセンターがあり、そこに付随した27ホールのゴルフ場のまわりにずらっと家が建っています。一週間ここの貸し別荘が我が家です。その名も 「ディアランレトリート」, 「鹿のいる隠れ家」とでも訳すのでしょうか。本当にこのあたりは鹿どころか熊も出る様子です。家のベランダの先はもうゴルフ場のグリーンです。朝早くからゴルファーたちが家の前を通って行きます。
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| ダイニングから見たキッチン。タイル張りのカウンターがしゃれている。 |
家は玄関を入ると正面がグレートルームと言われるキッチン、ダイニングとリビングが一部屋になった二階吹き抜けのまさに‘グレートルーム’、大きい部屋です。この他に二階にベランダ付きの主寝室とバスルーム、一階に寝室が二つと共用のバスルームがあります。六人が泊まれる広さです。別荘とはいえキッチンには冷蔵庫、オーブンはもちろん食洗機、電子レンジ、炊飯器、ミキサーと食器、なべ類が備えられています。ダイニングとの間にタイル張りのカウンターがあり朝食程度はこのカウンターで済ますことができます。隣の洗濯室には洗濯機、乾燥機とアイロン、アイロン台が備え付けられています。一週間どころが一年でも快適に過ごすことができそうです。
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| 一階の寝室のひとつ。壁掛けがかわいい。 |
ここから一年中スキーのできるマウントフッドまでは車で30分、噂ではプロスキーヤーの三浦雄一郎さんの別荘もこのあたりにあったとか。家のインテリアも立地を取り入れて山小屋風です。玄関のステンドグラスは大きな杉の木のモチーフ。リビングルームのソファーの張り地は紫にかすんだ山々のモチーフです。暖炉の上の板張りの壁には金属版を切り抜いたトナカイの壁飾りがかけられています。マントルピースには北海道製の鮭を口にくわえた木彫りの熊が置かれていました。一階の寝室の壁には熊、鹿、虹鱒などをモチーフにしたパッチワーク風の壁掛けがかけれれています。ベッドカバーも同じ柄で統一されています。
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| リビングルームの暖炉。二階吹き抜の天井高を利用してかけられた着物。 |
この家のもうひとつのモチーフは「日本風」です。掛け軸や小さな桐のたんすなどが家の所々に置かれています。白い壁に日本の着物がかけられているのもなかなか趣があります。真鍮のまっすぐなカーテンレールを壁に取り付け、着物の袖にカーテンレールをとおしてかけてありました。一つ間違えば「虫干し」をしているかのように間違えられてしまいそうですが壁面が広いので着物も立派にインテリアの一部としてとおってしまいます。
(ニューヨーク在住 しだ ひろこ)
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