ニューヨーク ―― ノースセイラムのキッチンツアー
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| ユーモラスなふきん掛けが気が利いています |
キッチンツアーで二番目に見せていただいた家は売りに出ている物件でした。人が住んでいない家と言うのはなんとなく寂しいものです。高台に建つこの家のキッチンからの眺めはすばらしく、吹き抜け天井に天窓がありダイナミックな空間でした。この家を建てた人はさぞワイン好きだったのでしょう、キッチンの一角にワインコーナーがありました。背の高いワインクーラーにバーシンク、ワイングラス類の収納と至れり尽せりです。ホームパーティーには理想的な空間です。飲み物類をこのワインコーナーにならべ、お料理はキッチンの大きなアイランド形式のカウンターにセッティングできます。キッチンの片隅に面白いふきん掛けがありました。いかにもいたずらなアメリカ人らしいアイディアです。
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| オープンキッチンにつづくファミリールーム |
住人は引っ越してしまっていましたがキッチンに続くファミリールームには家具が置かれていました。アメリカでは家具があったほうが家を売りやすいと言われています。がらんとした家では空間の使い方の想像がつかないからでしょうか。この家のカウンターにいくつかの盛り合わせバスケットが置かれていました。クッキーの詰め合わせ、台所の小物の詰め合わせなどです。ラッフルと呼ばれ、一枚一ドルの抽選券を買えばバスケットが当たるかもしれません。これも又、資金集めの方法の一つです。ラッキーなことにお付き合いで買った抽選券でバスケットが当たりました。ナンタケットバスケットと呼ばれる細かく編まれたたっぷりしたバスケットの中にオリーブオイル、パスタ、トマトソース、コーヒーなどが詰め合わせになっていました。ハウスツアーの思いがけないプレゼントとなりました。
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| 鳥グッズが楽しいキッチン |
三番目に見せていただいたお宅は百年は経っているでしょうか、まるでイギリスの田舎にあるようなこじんまりとしたお宅でした。家の周りの庭はいかにも庭いじりの好きの人が住んでいると思わせる気の利いた小物をしのばせたものでした。キッチンもこじんまりとまとめられていました。鳥がお好きなようで鳥の絵、鳥の彫り物が趣味良く飾られていました。住む人の人柄が伝わる温かみのあるお宅でした。
(インテリアデザイナー しだ ひろこ)