フロアーランプ、壁付け照明などを組み合わせて照明
東京に住んでいたころ、夕暮れ時に外人の多く住む高級マンションを見上げて「何かが違う」と思ったものです。その「何か」はマンションを見上げたときに天井に天井付け照明が見られないことでした。天井に見える光はいくつかのシャンデリアをのぞけばスタンドから天井に投げかけられた光でした。
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| かわいいウサギの置物もランプに変身です |
アメリカに引っ越して家を借り、入居した日本人がまず困るのが家に照明がついていないことです。玄関、キッチン、トイレには照明器具がついているのが普通ですがリビングルーム、ダインニングルームや寝室には照明がないことがほどんどです。最近建った住宅のリビングルームにはダウンライトが部屋の周囲にあるものもありますがそれは広い部屋の周囲だけを照らすもので部屋全体に充分に明かりがとれるものではありません。
日本ではスタンド、フロアースタンドと呼ばれているのがこちらのランプ、フロアーランプです。これらランプ類と壁付け照明のスコンス、上向きに光を投げかけるトーシエールと呼ばれるフロアーランプの組み合わせで部屋の照明計画をしていくのです。
ベッドルームのベッドが置かれると想像される位置の壁付けコンセントやリビングルームのコンセント一箇所は部屋の入り口に近い壁のスイッチで点滅が出来るように配線されている事が多く、部屋に入った時に壁のスイッチでランプを点滅できるようになっています。これを使えばランプをつけに暗い部屋の中を歩かなくても済むのです。
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| ランプショップ Laura Jpseph's of Ridgefield の店内に所狭しと並べられたランプの数々 |
ランプの需要がこれだけ多いのでランプの種類、売っている店も豊富です。日用品を取り扱っている手ごろなお値段のお店から高級品店、骨董品店からカタログ販売までチョイスは限りなくあります。それでも気に入ったものがなければ特注で手元にあるものをランプに仕立てるのも容易です。我が家も朝食テーブル用の小ぶりなランプがなかなか思うようなものがなく結局大きめの木製の胡椒引きをランプにしたててもらいました。ランプをとりに行った時にちょうど他のお客さんが中国のそろばんを二つ縦に合わせてその間に配線用のパイプを立ててランプに仕立てたものを受け取りに来ていました。
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| ランプシェードのコーナー 古くなって破れたシェードの修理もしてくれます |
ランプが決まったら今度はランプシェードです。これも大きさ、形、素材と様々なチョイスがあります。このごろのはやりはガラスのランプに長方形のランプシェードを付けるのです。ちょっとレトロなこのスタイルを最近はあちこちで見かけます。日本ではまだ珍しく、こちらではよく見かけるのが外側が黒、内側が金色のランプシェードではないかと思います。ちょっと男っぽい雰囲気のこのスタイルは壁をモスグリーンなどの濃い色で塗った書斎、読書コーナーなどによく似合います。
(ニューヨーク在住 しだ ひろこ)