これこそがマンション、インテリアデザイナーの遊び場
コネチカット州のグリニッチの町は高級住宅地として知られています。これこそがマンションという豪邸が立ち並ぶこの町でデサイナーズショーハウスがあるというので友人と出かけていきました。
デサイナーズショーハウスとは主にチャリティーのための資金集めを目的に行われるもので売りに出ている家の部屋の一つ一つをインテリアデザイナーがそれぞれ受け持ち、内装から家具、小物にいたるまですべてを手がけるのです。
玄関を入って入場料の$25を払いパンフレットをもらって係りの人に順路を教えてもらいます。(ちなみに入場料は地元のYMCAの修復資金に当てられるそうです) このお宅は地上三階、地下一階あり、すべて見て回るのに一時間から一時間半かかるといわれてさあ出発です。建物の広さはおよそ 20,000sqft、1,870平米と言う計算になります。敷地は2.5エーカー、3,000坪、このスケールの家にしては土地が狭いのですが敷地にはこの母屋と以前馬車置き場だったキャリッジハウスとスタジオが立っています。
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| シャンデリア、鏡や金箔をほどこした家具で豪華に仕立てられたドローイングルーム |
玄関を入ると右手にドローイングルームとよばれる応接間があります。4メートルはありそうな天井高を利用して思いっきりフォーマルで豪華に仕上げられていました。窓にはレース、ドレープとバランスが布をたっぷり使って掛けられ、窓の上にさらに木彫りの飾りがあります。ピアノはチェンバロを思わせるアンティーク調の手描きのものがおかれています。一階にはあと小ぶりの(比較の問題ですが)応接間がもう一つ、書斎、ファミリールーム、キッチン、ブレックファーストルーム、食堂とお手洗いが二ヶ所ありました。
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| ブレックファーストルームは二方の窓からの陽射しと壁に描かれた花々のせいで一年中テラスで朝食をとっているかのようです |
次は二階です。花や葉をモチーフにした色ガラスを使ったシャンデリアのかかった階段を上がると、踊り場には壁いっぱいに壁画がかかれています。片側はミケランジェロのスタイル、そして向かい側にはダビンチのスタイルと、シャンデリアといいイタリアのヴィラを思わせる空間です。
二階は家族のプライベートスペース。主寝室はマスターベッドルームスイートと呼ばれ5つの部屋からなります。廊下から入るとまず、暖炉のある夫婦用の居間、そこから8mx5mはあるであろう夫婦のドレッシングルームとよばれるクローゼットスペースです。窓もあり明るいこのスペースには部屋の周囲と中心に家具調の作り付けの収納があつらえられています。バスルームは奥様用は明るいパステル調でまとめられ、ご主人用は皮をおもわせるペーズリー調の壁紙が貼られていました。ベッドルームは白で統一され、天蓋付のベッドが部屋の中心におかれ天蓋からたっぷりの白いシフォンがドレープされていました。二階にはあと子供部屋二室を含め寝室が三ヶ所、それぞれにバスルームがあります。そして外のバルコニーに続くファミリールームとバスルームがありました。
階段またはエレベーターをつかって三階にあがるとそこには来客用の寝室が一ヶ所、ラウンジとよばれる居間、それに続くシアターとよばれる映写室、そしてイングリッシュクラブルームとデザイナーが名付けたビリヤードとバーのある部屋があります。
地下は洗濯室、ガレージ、そしてジム。外のプールとジム用にシャワー付更衣室が男女別々にありました。
この広さでは家族や使用人は皆家の中で携帯電話を肌身はなさず持っていなくては迷子になってしまいそうです。ちなみにお値段は? $12.000.000 今の換算レートで13.7億円、一軒いかがでしょうか。
(ニューヨーク在住 しだ ひろこ)