チャールストン ―― 京都の町屋を思い起こさせるアンティークハウス
真っ白な外壁にダークグリーンに塗られた木製扉がリズミカルに並んでいる素敵なアンティ−クハウスがありました。この家のご主人アントニーさんはヒストリックチャールストンの魅力に惹かれ、半年前にワシントンから引っ越してきたばかりです。家のお話を伺いたいとお願いすると、優しい笑顔で招き入れてくれました。
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| 道路側から見た 間口は狭いが奥行きのある アンティークハウス |
1840年代に建てられた古い建物のため、土壌と建材に防虫処理をしたそうです。1886年アメリカにショックを与えたチャールストン大地震は、当時建てられた古い家々に痕跡を残しています。アントニ−さんは120年前の地震で傾いたままの柱と梁を補修後、白いペンキで塗装仕上中でした。
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| 2階踊り場の前の扉を開けると広いバルコニー 読書・お茶・お昼寝に格好のスペース |
システムキッチン、浴室、洗面室はリニューアルされ、お客様を迎える準備を整えたセンスの良いペンションのようです。
各階にある広々としたバルコニーはこの地方でダブルポーチと呼ばれ、蒸し暑い夏に涼むスペースです。現在はシーリングファンが回り快適で、突然のスコールがあっても梁が斜めにかけられ床勾配があるので水掃けは良好です。
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| 1階リビングルームには中国のアンティーク、飾り棚には日本の陶磁器もたくさん並んでいた |
家具・調度品は輸入業を営んでいるご主人が、以前5年間中国で暮らしていた時に収集したアジアンティストのアンティークで、古い家にしっくりと納まっていました。奥の部屋は、まだ壁も無く未完成で、2×4部材を使いDIY中です。
奥様はアメリカ政府のお仕事の為出張中でしたが、完成後は更に奥にある庭で奥様がガーデニングを楽しむ事になるでしょう。
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| DIY精神のアントニーさん 一番奥の庭は現在DIYの作業場 庭になるのが楽しみだ |
チャ−ルストンに間口が狭く奥行きが長い『巨大うなぎの寝床』スタイルが多いのは、この地方では間口の大きさによって税金が決められていたからと説明してくれました。
勿論、アジア通のアントニ−さん“京都の町屋”も同じ税制で建てられた事をご存じでした。大都会に住むアメリカ人が「心暖い古きアメリカ」を求め、いずれこの街に住みたいと思う気持ちがわかったような気がしました。
文:冨岡真美 Photo by Mackey