いつまでも快適に、楽しく暮らすために――お掃除のプロ、綾部恵子さんのエッセー
街路樹が色付きはじめました。私の庭(駐車場の奥の小さな空き地を借りています)では秋明菊やコスモス達が秋風に揺れてきれいです。
そろそろ大掃除や家の汚れが気にかかりますね。秋は爽やかな風が吹き抜けて、動きやすくてお掃除しやすい季節です。寒さが来る前にそして忙しい師走の前に家中の汚れ落とし対策にかかりましょう。
毎日のお掃除をより早く、よりきれいに、そしてもっともっと楽しくするために使い勝手のよい道具は大事です。道具編はハウスクリーニングのプロが使っているスグレモノのご紹介です。まず、お掃除専用の軽い室内履きを一足ご用意下さい。スリッパでぱたぱた動き回るよりフットワークがずっとよくなります。
窓を開けて、部屋中に新鮮な空気を入れて下さい。そして家中のすみずみまで 1.ハタキ をかけて汚れのもと(予備軍)のほこりを叩き落します。つまり”汚れ”として定着してしまう前に”ほこり”のうちに払ってしまう先制攻撃で、これこそ効率的な掃除の極意です。汚れきってしまうと手入れが大変な天井・照明器具・ブラインド・カーテンレール・本棚や冷蔵庫の上・壁面など…奥から入口に向かって、上から下にかけていきます。
忙しい方にもこれなら大丈夫。15分で家中の換気と汚れ落としが一度に出来ます。羽毛は柔らかく弾力があり、しなやかな使い心地は豊かな気分にすらさせてくれます。羽毛はたきを新築祝いにプレゼントというのもしゃれています。
次に窓回りをきれいにする道具です。サッシのゴミを払うブラシと、溝のちりとり機能の付いたスクレーバーがひとつになった 2.サッシブラシ (使い古しの歯ブラシや割り箸も便利です)と、網戸のホコリを払う 3.網戸ブラシ です。このブラシはもともと壁クロスを貼る職人さん達の刷毛ブラシですが、幅広のブラシ部分と半月型の木の持ち手がとても使いやすくて、はずして洗うことが出来ない場所の網戸の普段の手入れなどにとても便利です。そして窓ガラスをきれいに拭きあげる 4.ウインドースクィジー です。プロの道具を使うことで作業も楽、仕上がりも上々。これこそ使い慣れるとプロ並みの仕上がりが約束されて窓拭きが楽しくなります。
これらの道具は
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綾部恵子