NYインテリアコラム26 世界に一つしかない手作りのクリスマスリース

年末のハイライト、村の恒例クリスマスリース作り

クリスマスを前に家の飾り付けに忙しい時期です。夫たちは家の軒先に明かりをつけたり、植木をネット状に編んだクリスマスライトで包んだりと外回りの飾り付けをします。サンタさんや雪だるまの形の最近の流行のふくらましたデコレーションもあちらこちらで見かけます。庭にあるもみの木にも飾りをつけます。鳥たちが食べられるようにとポップコーンと真っ赤な実のクランベリーを糸に通して飾りを作り、木にかけます。

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先生のシシリーさんのアトリエです 正面の壁のタイル、つるバラ、植木の鉢植え、すべてだまし絵です
玄関にかけるクリスマスリースも忘れてはいけないクリスマスデコレーションの主役です。ここ十年ほど毎年村の図書館で恒例のリース作りが行われます。村に住むフローラルデザイナーのシシリーさんが開く教室です。今年はシシリーさんのアトリエが会場です。シシリーさんの家のある敷地の別棟に建てられた仕事場に夕方から女性ばかり15人ほどが集まりました。アトリエには作業用に長いテーブルが並べられ、リース作りの材料がところせましと並べられていました。キャスターつきのプラスチックの三段引出し数個には色別に豪華なリボンがぎっしりと詰まっています。夢のようです。隅のテーブルにはワインとクラッカーが用意されていました。なにかと忙しいこの時期、女ばかりが集まりワインとおしゃべりを楽しみながら思い思いのリース作りに腕をふるうのです。

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用意された既製品のリースと様々な飾り 掘り出し物を探すのも楽しみの一つです
一人一人に既成品の簡単なリースが渡されます。まず手始めにこのリースをスタッフ、「詰める」のです。松などの常緑樹をリースに差込み、リースにボリュームをつけるのです。リースがふっくらと盛り上がったところで飾り付けを始めます。ドライフラワー、ひいらぎ、赤い木の実、松ぼっくり、ユーカリの葉、麦などの自然の材料から金銀の飾り、小さなストッキング、羽根でできた小鳥の作り物など選り取りみどりの品揃えです。


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出来上がったリースを玄関に飾りました
今年、わたしは自然をテーマに「地味」なリースを作ることにしました。ブルーがかったアザミ、茶色のベビーアーティチョークを飾り色取りにひいらぎも入れてみました。クリスマスらしい味付けにいぶし金の長いネックレース状のビーズを巻き、仕上げに金の鳥の巣に赤い実を卵にみたてて入れました。あとはリボンを飾れば出来上がりです。何年作ってもこのリボン作りはシシリー先生にはかないません。針金の入った幅広のリボンを贅沢に使いながら手早く見事なリボン飾りを作ってくださいます。 ワイン片手におたがいの力作の品定めをした後、今年も手作りののクリスマスリースを持って皆いそいそと家路を急ぎます。

(ニューヨーク在住 しだ ひろこ)

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