CFP直伝【購入予算の考え方(4)-1】

親からの援助、どう受ける?

一戸建てを建築する場合には、比較的自己資金が多く必要になります(詳細は【購入予算の考え方(3)】参照)。自己資金が多ければ、その後の住宅ローン返済も楽になり、多いに越したことはないのですが、十分な自己資金を貯めるのも至難の業。
そんな場合には、可能であれば、両親のすねをかじることも、積極的に考えてみてはいかがでしょうか?満足する住宅を取得し、その後、無理のない家計のもと、幸せに暮らすのも親孝行の一つではないかと思います。
さて、両親から資金的な援助を受ける場合には、税務上の注意が必要です。親子間といえども、安易な金銭の受け渡しは禁物。何も知らないで受け取ってしまうと、多大な贈与税の対象となってしまいます。

●贈与税の仕組み
個人から現金や不動産などの財産を、無償でもらった場合には贈与税がかかります。ただし、贈与税は一人の人が1月1日から12月31日までの1年間にもらった財産の合計額から、基礎控除額の110万円を差し引いた残りの額に対してかかります。ですので、1年間にもらった合計額が110万円以下なら贈与税はかからず、贈与税の申告も不要です。

110万円以上になった場合には、次のような税金がかかります。
 <例>1年間に500万円を贈与してもらった場合
      (500万円−110万円)×20%−25万円=53万円

基礎控除後の
課税価格
税率 控除額
200万円以下 10%
300万円以下 15% 10万円
400万円以下 20% 25万円
600万円以下 30% 65万円
1,000万円以下 40% 125万円
1,000万円超 50% 225万円

このように、せっかく500万円の援助をしてもらっても、53万円の税金がかかってしまい、447万円しか手元に残らなくなってしまいますので、税額が大きくなる場合には他の方法も検討してみましょう。



ファイナンシャル・プランナー(CFP®)
マネーカウンセリングネットWealth  高田 晶子




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