CFP直伝【購入予算の考え方(5)-1】

金利タイプ別特徴

昨今の住宅ローンは、いろいろな金利タイプが登場しており、どれを選んだら良いかとても悩ましいですね。
自分に合った金利タイプを見つけるためにも、まずは、それぞれの金利タイプの特徴やリスクを理解しておきましょう。金利タイプは、大きく分けると「完全固定金利型」「固定金利選択型」「変動金利型」の3つがあります。


■ 完全固定金利型

takada5_1.jpg <特徴とリスク>
借入れ期間中、ずっと金利は変わりません。
借入れ時に決定したものが完済まで続きますので、市場金利が上昇しても影響を受けることはありません。
また、元利金等返済であれば、返済額もずっと一定ですので、将来の家計の予想も立てやすく、安心感が高い金利タイプです。ただし、他の金利タイプと比べると、同じ時点での金利は高めになります。

<こんな人に向いている>
今後、金利が上昇するだろうと予想する場合には、金利上昇リスクがなく安心です。また、これから教育費がかかるようになるなど、将来家計の支出が多くなる人や、妻が仕事を辞める予定で収入が少なくなる、など住宅ローンの返済額がアップすると家計が厳しくなりそうな人は、完全固定金利型が安心です。



■ 固定金利選択型

takada5_2.jpg <特徴とリスク>
基本的には金利が変動するタイプですが、当初の何年間かは固定金利とする特約をつけることにより、この期間中(2年、3年、5年、10年など)の金利、返済額は変わりません。ただし、当初固定金利期間が終了した時点で、金利が見直され、返済額も見直しとなります。固定金利期間終了後は、一般的にはその時点で変動型にするか、再度固定金利選択型にするかを選ぶことができます。
完全固定金利型よりも金利は低く設定されていますが、見直された金利がアップしていれば、返済額もアップします。アップの上限なども特に定めはありませんので、万一急激に金利が上昇すれば、返済額も大きく上昇するリスクがあります。

<こんな人に向いている>
現在は教育費負担などが大きく、家計が厳しいが、数年後には余裕ができる、という人であれば、固定期間終了後に返済額がアップしても、返済に対応できると考えられます。
またDINKSなどで、家計に余裕があり、どんどん繰上返済していくことも可能という人も、固定金利選択型は選択肢の一つになるでしょう。
ただし、当初固定金利期間が終了した後、金利が上昇していた場合でも本当に返済が可能かどうかを慎重に検討しておく必要はあります。
将来の金利が何%になるかはわかりませんが、少なくとも4〜5%になっても返済ができるようではないと、リスクは大きいといえます。
(・・・続く)


ファイナンシャル・プランナー(CFP®)
マネーカウンセリングネットWealth  高田 晶子


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