世界の街の2x4住宅8 「神奈川県藤沢市 旧近藤邸」

今に残る大正時代の2x4住宅

大正14年に建てられた旧近藤邸は、元々海に近い神奈川県の藤沢市辻堂東海岸に個人の別荘として建てられたものです。

東海岸は、海岸線に松林があるとはいえ、海からの風がとても強いところ。このような地に木造住宅が50年以上も建ち続けられたのは、2x4工法にヒミツがあるようです。 2x4工法は床・壁・天井の6面の壁全体で家を支えているので、強風や地震の揺れなどの外からの荷重を効率的に分散し、優れた強度を発揮します。
関東大震災直後に建てられたこの建物は、震災の教訓を踏まえ、屋根の材料を軽くし、2x4工法を駆使して地震対策をした結果、強風にも強い家となったのです。

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白い壁に茶色の下見が美しい外観
外観は設計者の遠藤新氏が綴った、

「まず地所をみる
 地所が建築を教えてくれる
 いかに建築が許されるか
 いかに生活が展開されるか
 それをその自然から学ぶ(略)」

という設計コンセプト通りの、湘南の松林にすんなりと馴染んだであろう、簡素な佇まいです。

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部屋ごとにデザインが違う格子窓
窓の下には文机が作り付けられています
内部の色調は白とこげ茶で統一され、和洋合わせた5つの部屋は、椅子と畳の生活を融合した造りとなっていています。
日当たりや風通しを考えて多めに取られた格子窓は、各部屋ごとにデザインが違い、光の入り方に変化がついて遊び心があり、おもしろいです。
2月の午前中に見学したため、室内はかなり冷えていたのですが、長い年月をかけて磨き上げられた床は木のぬくもりをほっこりと伝えます。




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こちらはリビング
暖炉には今でも火をいれることが出来ます
棚や窓際に作り付けた長椅子、机なども味わい深く、一段高くした和室にもかわいい格子の付いたガラス扉が入っていて、現在の住宅にも使ってみたいヒントがたくさんあります。

現在藤沢市民会館の前庭に移築されていているこの建物は、だれでも自由に見学出来ます。見学希望の方は市民会館の受付に申し込んで下さい。

【旧近藤邸】
 所在地:藤沢市鵠沼東8-1
 構造:木造2階 (2x4工法)
 設計者:遠藤 新
 建築年代:大正14年
 交通:藤沢駅南口より徒歩10分

【藤沢市民会館】
 http://www.cityfujisawa.ne.jp/~geibnzai/map1.htm
 問合:0466(23)2415

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