NYインテリアコラム28 アメリカの住宅広告

NYインテリアコラム28 アメリカの住宅広告

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ニューヨークタイムズの日曜版の不動産広告です
いっしょに入ってくる不動産パンフレットは写真入りで、家の品定めをするのに最適です。
「住宅バブルはじける!」 「住宅は買い手市場!」 と何かと不動産ニュースが取り上げられることの多いこの頃のアメリカです。ここ数年住宅の価格は上がるばかりでした。金利が低かったことも手伝って住宅ブームが続いていました。ところがここへきて住宅の価格も上がりきった感があります。金利も上がりつつあります。「売家」の看板が立ったまま売れない家が目につくのもふしぎではないかもしれません。
そうはいうものの、自分の生活の変化に合わせて家を住み替えていくのがアメリカ流住み替え術。今もNYタイムズの日曜版には記事と広告をあわせて40ページにも及ぶ不動産版が入ってきます。引越しの予定のない私も「いったいどんな家がいくらで手に入るのだろう」とページをくるのが楽しみです。マンハッタンの不動産広告のキーワードを見ているとマンハッタン版理想の住宅の姿が浮かび上がってくるようです。

Pre-war Building プリウォア・ビルディング=戦前に建った建物:
戦前に建築されたアパートメント(マンションとは一戸建ての豪邸の意味、集合住宅はアパートメントとかコーオップ、コンドとよばれます)は壁も厚くしっかり建てられています。天井高も最低でも2.7メートルあります。本物の暖炉があることも珍しくありません。この時期の建物はロビーなどの共用部分もたっぷりとしていてしつらえも贅沢なのが特徴です。クラシック5と呼ばれるタイプの間取りは寝室とバスルームが各2ヶ所あり、リビングルームと独立したダイニングルームがあります。クラシック6はこれにメイドルーム=女中部屋と専用のバスルームが加わります。

Door-man Building ドアマン・ビルディング:
アパートメントの入り口に常駐のドアマンがいるということです。ドアマンがいることでアパートメントの格があがります。来客の取次ぎからタクシーの手配、荷物やクリーニングの受け取りと毎日の生活の中で活躍の場が多いのがドアマンです。クリスマスの時期には数百ドルのチップが渡されると聞きます。

Washer & Dryer 洗濯機、乾燥機付:
各戸に洗濯機、乾燥機があるのも望まれる条件です。古いタイプのアパートメントでは地下にコインランドリーがあります。私が以前住んでいたアパートメントでも地下に薄暗いコインランドリーがありました。そこで洗濯をしているのはほとんどがお手伝いさん、ちょっとなさけない気がしたものです。各戸に洗濯機、乾燥機が備え付けてあるのは好条件です。

(インテリアデザイナー しだひろこ)

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