NYインテリアコラム36 アメリカの大学の寮

息子の寮のインテリアもママの仕事?

 

この一年は息子の大学受験に明け暮れた年でした。12年生(高校3年)になって間もない昨年の今ごろ、高校の受験カウンセラーから「このプロセスは親子の別れにつながることを忘れないで下さい。」と、きびしいアドバイスがありました。
9月の新学年をむかえ今がその別れのときです。息子の友達が次々とアメリカ全土、カナダ、イギリスへと巣立っていきます。

ny36_1.jpg「トロッコ」に荷物を詰め込んで搬入です

息子の寮の搬入日は8月30日。その日に備え、持っていく物のリストを作っては買い物に走り又リストを作る、あわただしい夏でした。いよいよ引越しの前日、まるでジグソーパズルのように買い集めた品々を車に詰め込みました。積み込みが終わって運転席に座ってみるとバックミラーに移るのは荷物だけ、250kmの大学までの道のりをサイドミラーだけを頼りに走らなくてはなりません。

息子の入る寮は3LDK。一人部屋2つ、二人部屋1つ、それにバスルームとLDKがあります。大学一年生用の寮は各階に二人部屋がずらっと並び階ごとに共用のバスと居間があるのが一般的です。それに比べれば息子の寮は贅沢です。

車で大学の構内に入り、25階建ての寮の前に駐車しました。あたりにはキャスターの付いたベニヤ板に長さ1.2m、巾90cm、高さ1mのダンボールの箱を乗せた引越し用「トロッコ」がずらりと並んでいます。この「トロッコ」に荷物を詰め替え各自部屋に向かいます。建物のロビーに入るとまずはセキュリティーチェック。親たちも一日の通行パスをもらってようやく「検問」を通ることが出来ます。



ny36_2.jpg部屋に付いているクローゼット、使い勝手よく考えられています

同室の4人で事前に相談し、前期に一人部屋に入る二人が後期は二人部屋に入ることで話がついているようです。同室のクウェート人二人は一足早く引越しを済ませていました。彼らの母親が一生懸命に掃除をしてくださったそうでLDK、バスルームはピカピカになっていました。

息子の入る一人部屋は長さ3m強、巾2.5m、4.5畳ほどの広さです。20階の大きな窓からはキャンパスが一望できます。部屋に備え付けられているのはツイン・エキストラロングと呼ばれる普通のシングルベッドを長くした大きさのベッド、机、キャスターつきの引き出し、壁付きの本棚、イスとフロア‐ランプです。一間ほどのクローゼットには棚と作り付けのタンスがあります。壁は新しくペンキが塗られた様できれいです。衛生を考えてでしょう、マットレスはビニールのカバーがかかっています。



ny36_3.jpg荷物を運び込んでセットアップの済んだ息子の部屋

ひととおり掃除をし、棚板や引出しに紙を敷いてベッドメーキングをしたところで追加品の買出しに出かけました。さいわいに IKEA がすぐ近くにあります。ビニールタイルの床の上に敷くカーペット、鏡、掲示板、アイロン台などを買い込んで部屋にもどりました。仕上げに家から持ってきた額をかけるとなかなか住みごこちのよさそうな部屋の出来上がりです。さあ、はたして男の子たちはいつまでこのきれいな状態を維持できるでしょうか。今後が楽しみです。


(ニューヨーク在住 しだ ひろこ)

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