【家づくり講座 (1)】 建築確認申請とは 

―― メーカーと工務店に精通した住宅コンサルタントが教える家づくりの基礎知識 ――

住いが無事完成し念願のマイホームを手に入れた施主は皆「こんなに家づくりが大変だとは思わなかった」と口にします。 なにしろ普段は衣食住の中の一つくらいにしか考えていなかった「住」を、一からつくろうというのですからそれは大変なことなのです。
この講座では「住まい」を考えた時に誰でも疑問に思うこと、知りたいこと、そして知っておくべきことを随時お伝えしてまいります。是非あなたの「住」づくりにお役立て下さい。もちろん執筆する私は住宅業界に精通しておりますのでご信頼いただいて大丈夫です。
まず第1回目の今回は「建築確認申請」とは「何を審査し建築許可を下すのか」を確認してみましょう。

「建築確認申請」とは、工事着手前にその計画内容が法規に適合しているかどうかの確認手続きです。よって審査内容は
1. 建ペイ率、容積率は遵守されているか
2. 北側斜線、道路斜線は遵守されているか
3. 民法上の制限は遵守されているか
4. 地域協定は遵守されているか
5. 違法建築の可能性はないか
6. 基本構造仕様は最低限の基準をみたしているか
概ね以上です。

この審査内容、しいて言えば「この程度」をチェックするだけなのです。わが家の「建築確認受理」を聞いて喜ぶ施主も居りますが、決して「性能の高い住宅が約束された」わけではないので勘違いしないでくださいね。
なお、昨年までは建築確認提出後でも図面変更が簡単に出来ましたが、今は相当に難しくなっています。訂正はダメで申請のやり直しなんてことが常識化されつつあります。建築確認を申請したら「図面変更は一切出来ない」積りであたって下さい。
そして大事な公的手続きがもう一つあります。
それは「検査済証」の受理です。これは「建築確認」が建築前に受理するべきものに対して、建物竣工後に申請受理する唯一公的な合法証明となります。「検査済証」取得は義務化されていませんが、大事な証なので必ず取得をするように心掛けて下さい。

では今回はここまでで、次回は「工法の特徴・軸組工法」を予定しております。

(株)ウィンセールスコンサルティング 鈴木 宏行

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