【家づくり講座 (2)】 工法の特徴 −木造軸組工法編−

建築工法の中で人気が高いのが「木造軸組工法」である。
その理由を尋ねると概ね以下の通りだ。
1 現在の住いが軸組工法で多少不満もあるが、永年無事生活してきたという安心感がある。
2 昔からある建築工法で日本風土に合っていると思う。
3 新しい工法を選ぶことは漠然と不安だし何となくリスクも感じる。
4 設計の自由度、将来の増改築を考えると、木造軸組以外考えられない。

では現実に抱いている不安や不満、現在の木造軸組ではどう改善されているのか。
先ず従来の住いで不安が大きいのは“耐震性”である。阪神淡路大震災後、「木造軸組は地震に弱い」と一部言われたが、これは耐震性を考慮しない住いが壊れたもので木造軸組に限ったことではない。建築基準法(耐震)の改正が2000年に行われ耐震基準も明確になりその不安は消えたと言える。
 次に“気密性・断熱性に劣り寒い家”という不満。これも一昔前の話で今では断熱材が充填され、サッシもペアガラスである。建物の隙間も従来とは一変しているので、木造軸組が寒いという話は現実的に当てはまらない。
等々一つ一つ取り上げると切りはないが、本当の性能は実際に木造軸組工法に住んでいる人に聞くのが一番確か、ということで私がメーカーに在職した時に調べた結果をまとめてみると現在の木造軸組は施主が求める性能は十分以上に備えている。長所である設計自由度はそのままで、従来十分ではなかった気密・断熱・耐火・耐震性は高いレベルで改善されています。
入居1年後のアンケートでも、85%以上の方が住み心地に満足している。データや風評、比較数値と色々耳に入りますが、住んでいる人の声程正しいものはないでしょう。
期待通りの住い、それが現在造られる木造軸組工法と言えるでしょう。
次回は2×4工法を取り上げます。
(株)ウィン・セールスコンサルティング 鈴木 宏行

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