「快適な住まいとは」
どんな家に住みたいか?と聞くと共通した答が「快適な住まい」となります。
では、その「快適」というのはどんな状況が揃うと感じるのでしょう。
「快適」と感じるのに必要な条件をまとめてみます。
気温・・・一年を通して気温が15℃〜27℃に保たれた住い
湿度(冬場)・・・35%〜40%
湿度(夏場)・・・50%〜60%
風速・・・風が吹くと体表の熱が奪われ体感温度は低く感じる。風速が1m強くなると体温は1℃下がると言われています
日差し・・・日差しがあると冬は暖かく感じるし、夏は暑く感じます
その他・・・静止している人、動いている人、重ね着している人とは感じ方に違いがあります
これ程の要素が相まって人の「快適」が決まってくるのです。
ということは、各社がカタログで高性能を謳い(例えばK値、Q値、C値)快適性をアピールしていますが、そのまま誰でもどんな環境でも共通して個人差のある快適性を感じるわけではない、ということでしょう。
どう考えても、南ひな壇の土地に建つ家には燦々とした日差しで冬でも暖かそうだし、逆に北傾斜で午後になってやっと日差しのある住いでは、例え同じ会社、同じ工法で建ててもその「快適」に違いはでることでしょう。
机上或いは実験データだけでは判断できないということ。
結論としては、各工法や建築会社が謳う性能優位性はあくまでも実験データであり、住まう人共通に体感できる性能ではありません。各社データの多少の数値違いを体で判断できる人など居ないでしょう。事実、木造軸組、2×4、軽量鉄骨プレハブそれぞれの入居者85%の方が、快適だとその性能に付いては満足しているのですから、現実的な性能に違いはないといえるのです。
考えるべきことは、建物の性能比較だけではなくどんな環境(土地)に家を建てるのか、そして、マニュアル通りに施工がちゃんと出来る体制かどうかということです。
次回は「比較検討するポイント」をお伝えします。