世界の街の2x4住宅9 「2x4工法のプレハブ住宅/モジュラーホーム」

2x4工法がスタンダードのアメリカにもプレハブ住宅があることを知り、その工場を見学に出かけました。
称して「モジュラーホーム」、いわば「システム住宅」です。見学した工場は広さ役3,000坪、マンハッタンの北、車で2時間ほどの緑の多い恵まれた環境の中にありました。ジョンさんの案内で工場見学が始まりました。
まずは図面に合わせて材木を裁断するところから始まります。一番始めに作られるのが土台となる床のフレームです。このフレームの最大の大きさは道路運搬の規制から約16フィートx60フィート(5mx20m)。この土台となるフレームが仕上がると車輪のついたH鋼に乗せられ、工場内にU字型に敷かれた線路にそって次の工程へと進みます。次の工程では同じ工場内で別に組み上げられた壁が取り付けられます。そして二階部分であればこれも別に組み上げられた屋根が乗せられます。この屋根の構造材に不思議な切込みがありました。ジョンさんの説明によればこれはトラックに乗せて輸送する時に橋やトンネルの高さ制限をこえないように屋根がたためるようにする為の「しかけ」だそうです。
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工場内にあるモデルハウス。建坪90坪ほどのコロニアルスタイルの住宅です。一階の天井高が2.7mとゆったりした仕上がりです。
それぞれの「モジュール」は工場内の線路に沿って進むうちにまるで自動車工場の工程のように仕上げられていきます。上下水道の配管、電気、電話、ケーブルテレビの配線、断熱材、内装壁、ユニットバスなどが取り付けられます。扉、窓そしてシステムキッチンも工場内で設置します。下地のペンキが塗られ、いよいよ出荷の用意が出来ます。出来上がった「モジュール」はクレーンで吊り上げられトラックに乗せて建築現場へと運ばれるのです。現場に到着した「モジュール」はすでに出来上がっている基礎に固定され外装、内装が仕上げられ完成されます。こうして30坪ほどの家から300坪の家まで、この同じ工程で組み上げられるのです。ちなみに300坪の家は26の「モジュール」に分けて作られたと聞きました。
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もう一軒のモデルハウス。こちらは建坪50坪ほどのレイズドランチスタイルです。モデルでは事務所に使われていました。
モジュラーホームの特長は、
1. 工期が短い。平均すると一軒を組み上げるのに工場で6日間の工程といいます。
  又、冬の寒いここNYでも一年を通して建築可能です。
2. 工場で基準に基づいて組み上げることで精度が高い。
  長さ40メートルの校舎を組み上げた時に誤差5mmであったと案内してくださったジョンさんが
  自慢げに話しておられました。
3. トラックに乗せて輸送する、クレーンで吊り上げるなどの過酷な条件にも耐えるように
  設計されている為に現場で組み上げる従来型の住宅と比べると強度的に優れている。

工場見学後敷地内にあるモデルハウスをのぞいてみました。外装が出来上がった家はどこから見ても「モジュラーホーム」であるとはわからないものでした。

(インテリアデザイナー しだ ひろこ)

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