| 友人のミリーを誘って、マンハッタンのキップスベイ・ボーイズ&ガールズクラブの第36回デコレーター・ショーケースを見学に出かけました。一戸建ての住宅で行われる例年と異なり、今年は「マンハッタンハウス」という大型マンションの中の6戸が会場となりました。 マンションの玄関を入り、$30の入場料を払って広いロビーを通り抜けてエレベーターへと向いました。このデコレーター・ショーケースの売上はキップスベイ・ボーイズ&ガールズクラブという6歳から18歳までの家庭環境に恵まれない子供たちに放課後、夏休みなどに過ごす施設とスタッフを提供している団体の資金源となります。 |
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| デコレーター・ショーケースとはインテリアデザイナーが一室づつを担当するいわばインテリアデザインの見本市です。 最初に見たマンションはキッチンデザイナーの手によるものでした。マンハッタンのキッチンといえば狭くて窓がないと言うのが定番です。この部屋のキッチンはたっぷりのスペースを使い、ダイニングルームへと続くオープンプランでした。 ダイニングルームに置かれているチェア−も座がソファーのように低く、ゆっくりとくつろげるようにしつらえられてありました。 |
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| グレーでまとめられたモダンなキッチン ダイニングテーブルの上のシャンデリアは照明器具と言うよりは彫刻のようです |
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| キッチンのあったマンションはいわば1ベッドルームタイプ。次に見た住戸は3ベッドルームの広いものでした。 平面図を見るとこの住戸は隣り合わせの2ベッドルーム2戸を1つにしたものです。リビングは2戸のリビングを合わせた広さがありました。 ベージュの落ち着いた色調でまとめられ、住んでみたくなるような心地良さがありました。 この後に見た住戸でも目についたのがオリエンタルな装飾品の数々、そして蘭の花でした。このリビングルームではたっぷりとしたスペースをいかしてソファーを中心にした団らんの場とホテルのロビーを思わせるような丸いテーブルのまわりにアームチェア−を配置したもう一つの団らんの場がレイアウトされていました。 |
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| 広い落ち着いたリビングルーム 奥に見えるのがダイニングスペースです 見学者たちが熱心に見て廻ります |
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| リビングルームの隣はブレックファーストルームと呼ばれるキッチンに隣接したダイニングスペースです。デコレーター・ショーケースではインテリアデザイナーが担当する部屋で自分の持ち味を強調し、アピールするのです。したがって隣り合わせの部屋のイメージががらりと違うことも珍しくありません、又これがデコレーター・ショーケースの面白さでもあるのです。 |
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| ブレックファーストルームを手がけたインテリアデザイナーはベージュでまとめられていたリビングとはがらりとイメージを替えてカラフルなスペースを作り上げていました。レトロな柄をインテリアファブリックや壁面に使い、一日の始まりにふさわしい明るい空間を作りあげていました。 バンケットと呼ばれる作り付けのソファーの端のガラス扉を出るとそこはバルコニーです。ここにもイスとテーブルが置かれ、マンハッタンの町並みを楽しみながらコーヒーを飲むことができるようにしつらえてありました。 |
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| リビングルームの同じ住戸のブレックファーストルームです 大胆で楽しい色、柄の使い方です |
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| 公開されていた6戸を1時間半ほどかけて、堪能させてもらいました。ベッドルームにあった扉をそっと開けてみたらまったくデザイナーの手が入っていないバスルームが物置代わりに使われていたり、ダイニングルームの端の扉のむこうにはまだ仕上げられていないキッチンがあったりと「のぞき見」のスリルも楽しませてもらいました。一ヶ月ほどの間公開されていたこのデコレーター・ショーケースも残すところ数日です。この6戸がすべて現状復帰されてしまうのはもったいない気がします。
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| (インテリアデザイナー しだ ひろこ) |
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