【家づくり講座 (10)】 「第三者機関のチェック、どこで受けても同じ安心が得られるのか」

当社の物件は第三者機関の施工チェックを受けますので安心、こううたう施工店があります。
確かにより多くの人のチェックを経た物件の方が安心は得られることは間違いありません。
しかし、第三者機関といっても数多く存在していること、検査機関によって検査や保証の中身に違いがあることを初めて知る人は多いことでしょう。
以下にいわゆる大手の第三者機関を4つ紹介します。検査回数や保証期間、その後の延長保証の違いを確認して下さい。
お気に入りの施工店には、どんな会社でそんな検査を受けるのか事前に確認しておきたいところです。そして何故その会社を採用しているのか、それを知ることでもその施工店の姿勢も見えてくるでしょう。

業界内でメジャーな4社を比較

第三者機関
現場検査回数
保証期間
延長保証
保証内容
A社
4回
10年
最長60年可能 品確法によって定められた基本部分
・構造耐力上主要部分
・雨水侵入を防止する部分
B社
4回
10年
存在する限り可能
C社
2回
10年
不可
D社
2回
10年
不可

現場検査項目

 
基礎配筋検査
構造体検査
防水検査
完了検査
A・B社
C・D社
×
×

次に保証期間に付いてお伝えしておきます。
「大手では“20年保証システム”とか“60年保証システム”という長期保証をうたい、それに比べ中小や建売は10年保証で心配」そんな声を聞くことが多いのですが、この考えは間違いです。長期保証システムの中身は、5年或いは10年毎に施主がお金をきっちり払ってメンテナンス工事を繰り返すことで延長保証が受けられるという制度です。
決して無償で長期の保証が受けられる訳ではありません。
定期的なメンテナンスを繰り返し、きちっと施工した住宅であれば50年以上は普通にもつものです。 
これは建売でも中小でも変わりません。 
大手なら安心だ、という思い込みが都合の良い解釈に変えてしまうということでしょうか。
  次回は、来年の秋より施行される「住宅瑕疵担保履行法」に付いてご紹介します。

 

(株)ウィン・セールスコンサルティング 鈴木 宏行

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