こがようこ お家エッセイ − Vol. 4 お庭こそ「時」が創っていくもの

koga20080808.jpg家を建てたばかりのとき、この庭をどうしていいのか途方に暮れたのを覚えています。いったい、どれだけの木を植えて、どれだけの花を咲かせたら、庭らしくなるのかしら・・・と。
生まれたばかりの赤ん坊を手渡されたような気分でした。
その矢先、娘が飼っていたハムスターが死んじゃったのです。まだ何もない、その庭の片隅にチデちゃんを埋めました。
小学生だった娘が描いた『チデちゃんのおはか』の文字。それから、チデちゃんのエサを蒔いて、園芸屋さんを探して、ヒマワリの苗を植えてあげました。
そしたらね、そのエサが発芽して(種がたくさん入っていたのですね)、カイワレみたいなのが顔出した。ヒマワリの根元に無数のカイワレ、夏の夕暮れの風に吹かれ、サヤサヤと揺れました。まだ、なーんにもない丸裸の庭のはじっこでね。
・・・でも、それが始まりでした。
サヤサヤのカイワレを見て、サヤサヤの木が植えたいと、おばあちゃんはミモザアカシアの苗木を買ってきました。ひと夏かけて、主人はウッドデッキを創り、ささやかでもお野菜が食べたいと、お野菜とハーブを植えて・・・、そんなフウに、庭の地図が少しずつ広がっていったのです。
木は育ち、季節は巡り、様々な家族のエピソードを残し、コケが生じ・・・、今では、ずっとっずっと昔からそこにあったような、『お庭』となりました。
『お庭』っていうのは、自分たちの力だけじゃない、『時』が創り出してくれる生き物なのだな、と思います。これからも育っていくであろう『お庭』。
引越してすぐ、苗木で買ってきたミモザアカシアは、今では、二階の部屋の出窓に風を運ぶほど、大きく揺れています。・・・サヤサヤサヤサヤ


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