■アスベストの一つクロシドライトとアモサイト
アスベスト(石綿)は大丈夫だろうか?住まいを考えると急に心配になってくる。今回はアスベストとは何か、規制はどうなっているのかを紹介します。
アスベストとは天然の鉱物繊維で一本の太さは髪の毛の1/5000程度です。このアスベスト、“奇跡の鉱物”といわれ建築材料として昭和30年〜50年までの間使われていました。耐久性、耐熱性、耐薬品性、断熱性に優れ安価であったからそれも頷けます。問題は飛散した繊維を肺に吸入すると20年〜40年の潜伏期間を経て肺がんや中皮腫の病気を引き起こす確率が高いことです。ではそのアスベスト、どの位前からどんな規制が存在していたのでしょうか。まずアスベストの種類は全部で6種類に分別できます。その中で建材に使われる主な種類は「アモサイト」「クロシドライト」「クリソタイル」の3種類。
この3種類の製造・使用禁止は1975年(昭和50年)のことです。但し、規制値は“含有量5重量%超”。5%とはいっても使用重量次第なので絶対量がどの程度かはわかりません。続いて1995年(平成7年)に“含有量1重量%超”に変更となり、やっと2006年(平成18年)規制値は“0,1重量%超”となりました。ここまでくれば一応安心ということでしょう。
ですから1975年では、1995年そして2006年が安全へより近づいた時期ということになるので、中古物件購入であれば一つに目安になるでしょう。但しアスベストは固定化している場合の健康被害は殆どなく、飛散【解体時】が問題であるということを認識しておいて下さい。
最後に住宅に使われている断熱材に付いてお知らせします。アスベストは先述の通り天然に産する鉱物繊維であり、住宅用断熱材であるロックウールやグラスウールは工場で製造される人造の鉱物繊維です。よって素材そのものが違うのでアスベスト被害の心配はないとされています。
次回は“2x4住宅に使われているパネル”に付いてお知らせします。
(株)ウィン・セールスコンサルティング 鈴木 宏行
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