住宅が完成してしまうと壁の中に入ってしまい、外からは見えなくなってしまう断熱材ですが、その素材、性能はさまざまな種類があります。
大きく分けて鉱物繊維系断熱材(グラスウール・ロックウール等)、天然・動物繊維系断熱材(セルロスファイバー・コットン・ウール等)、発泡プラスチック系断熱材(ウレタンフォーム・ポリスチレンフォーム・フェノールフォーム等)に分けることが出来ます。
断熱材の性能には熱伝導率(W/m・K)という数値があります。基本的にはその数値
の小さい方が断熱性能は良いということになりますが厚みを変えれば性能を同じにすることは出来ます。
例えば、熱伝導率0.0025で厚み3cmの物と0.005で厚み6cmの物とでは断熱性能は同じになります。断熱性能が良い材料は厚みを薄く出来るというメリットがあります。
ここで、大まかなコスト目安ですが、価格が一番安く使用率の高いグラスウールを100としますとロックウールは1.25倍、フェノールフォームは2.9倍、ウレタンフォームは3.1倍となります。
各断熱材とも長所・短所及びコストが色々ありますのでそれをバランスよく考慮して採用して下さい。
最後に、断熱材は気密(隙間)と一緒に考えないとどんなに性能の良い断熱材を使用しても気密がしっかり出来ていなければ断熱材の性能が発揮出来ません。
皆さんは冬場外に出る時は厚着をすると思いますが、どんなに厚着しても襟元の隙間から冷たい風が入ってくると寒く感じると思います。住宅もそれと同じです。
どんな断熱材を選んでもその断熱材に合ったしっかりした施工がされることが大事です。