こがようこ お家エッセイ − Vol. 12 毛布のすみちゃん

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子どものころ、とてもとても大事だったのは、毛布のすみちゃん。
子ども用の毛布のグルリが、ツルツルした生地でくるんであって、いつもいつもそこをチュッチュと吸いながら寝ていたの。
寝るときだけじゃなくって、おでかけのときも、泣くときも、すみちゃんが一緒。旅行に行くときも離さない。大事な大事な毛布のすみちゃん。
すみちゃんを母が洗うと、ポタポタ水がしたたる物干し竿の下で、すみちゃんが乾くまで、じっと座って待っていた。・・・そこにあるのに届かない大事なすみちゃんをみつめて。
下から見上げた物干しはとってもとっても高くって、すみちゃんが空の一部みたいになっていたのを覚えてる。
洗濯物は二段に干してあって、母はいつも「二股」っていうのを使って、上の段に物干し竿をあげていた。知ってます?二股。
・・・あれからウン十年のときがたって、今はもうすみちゃんはいりません!
それから今はもう、二股を使ったあの背の高い物干しもありません。
物干しのあった小さな庭も、小さな家もありません。
先日、家のあったところに行ってきたのよ。隣の家も、横にあった路地も、昔のまま残っていたけれど、家は建て替えられていて・・・なんだか知らない町にいったみたいな気分だった。
パタパタパタ・・・風になびいてたすみちゃんに、なんだか無性に会いたくなっちゃったのよ。


 

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