本物の輸入住宅を目指して Vol.53 ‐ あなたの家の掛かり付けのお医者さんは?−

para_20150727.jpg輸入サッシの上げ下げ窓に付くバランサー(窓の開閉を軽くする部品)と言えば、棒状の金属部品の中にバネと吊り糸が組み込まれたチャネル・バランサーが一般的です。


でも、古いアンダーセン社製ナローラインのダブルハング窓のように、四角い弁当箱に吊り糸が付いたバランサーもあれば、写真のようなゼンマイ式のコイル・スプリングのバランサーも存在します。


この部品だけでもこれだけ多様に存在すると、輸入サッシが古くなったら部品もなくなってしまうんじゃないかという不安に駆られる人もいるでしょう。


ですが、今でも同じ部品を使って窓を製造している窓メーカーがアメリカやカナダにはたくさんありますから、部品がなくなることは当面あり得ないと思います。


ただ、こうした輸入のサッシに精通した住宅メーカーが、日本にたくさんあるかと言えば、そうではありません。


ですから、バランサーの部品が欲しいとお願いしても、うちでは対応出来ないとか、施工が分からないとか言う建築業者が殆どです。


特に、このコイル・スプリングは、取り外し方法が結構厄介で、交換作業が出来るビルダーはあまりないような気がします。


新築時にどういうビルダーか分かっていればいいのですが、部品の調達やメンテナンスの方法に詳しいかどうかなんて、聞きもしないし全く気にしてもいませんから、殆どの人は10年後くらいにどうしようなんてことになる訳です。


皆さんの家が大丈夫なうちに、対処が可能な本物の輸入住宅ビルダーを早く見つけておいて、いつでも相談出来る掛かり付けの専門医を確保することが大切ですよ。


建築コンサルタント 村瀬雄三
有限会社 ホームメイド 代表取締役


バックナンバーはこちら→「本物の輸入住宅を目指して」

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