NYインテリアコラム88 田舎町のガラクタ屋さん

マンハッタンから北に80キロほどにあるパウンドリッジの町は、俳優のリチャード・ギアも住む高級住宅地です。広い敷地に落ち着いた家が立ち並び、いかにもニューイングランドを思わせる街並みです。そのパウンドリッジのこじんまりとした商店街の端に、ちょっと目を引く古道具屋があります。古道具を超えてジャンクと言いたい様なガラクタが店の前に所狭しと置かれています。こちらに引っ越してきた頃、一度訪ねたことがありましたがこの度、店主が引退し、閉店すると聞いて閉まってしまう前に行って来ました。

(右写真:歩道から見たお店。)

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ny88_2.jpg 店の前には園芸用具から石像、錆びたガーデンチェアーやテーブル、植木鉢などが並べられています。歩道との間に柵があるわけでもなく、閉店後の夜間もそのまま「放置」されている様子です。店の中に一歩入ればもう、ガラクタだらけ!台所用品、工具、レコード、テニスラケット、どこかのホテルの鍵、コーラの空き瓶、ビールの空き缶、おもちゃからダイアナ妃とチャールズ王子の結婚を報じる新聞までありました。広くない店内を三回ほど周りましたがその度に新しい発見がありました。

(左写真:店舗と言うよりはガレージセールを思わせる陳列です。)
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(左上写真:キッチン用品です。左下の大きな櫛の様な道具はシフォンケーキを切り分ける道具です。

右上写真:塩、コショウのセットはコレクターも多いものです。)

いったい誰が何を、何の為に買って行くのだろうと思ってしまいますが、この店が27年間営業をし続けたと言うのですから、それだけ需要があったわけです。私が見てガラクタと思う品々も他の人にはレトロ、郷愁をそそるものなのでしょう。店内に所狭しと並べられていると価値を見逃しがちですが、一品一品手にとって見てみると、骨董的価値のある上等なものは目にとまりませんでしたが、確かに味がある物もあります。お店の隅に木製の洗濯板がありました。何と十数年前に同じ物を私も買い、我が家にあります。ランドリールームの壁に飾ってあります。結構、気に入っているインテリア小物の一つです。持ち主の感性一つで、この「ガラクタ」もピカピカに光るインテリアグッズに変身するポテンシャルがある、と言う ことでしょうか。そんな目で日々生活している周りの物を見回したら、今まで気が付かなかったお宝に目が止まるかも知れません。

(左写真:我家のランドリールームに飾った洗濯板。)

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しだ ひろこ
インテリアデザイナー

オレゴン州マウントフッドのふもとで 優雅な別荘ライフを満喫

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